心が満ちれば「余裕」が生まれる。
「余裕」=「心のゆとり」
「ゆとり」があれば
周りの人との接し方が変わる。
そんな事を考えながら生まれた、
ボーズソーイング。

結ぶ縁にて
笑顔を作る。

貴重なご縁を頂いて、
まだ見ぬ誰かが手に取った時
笑顔になれるような、
そんなモノづくりを目指して。

原点。
それは
ミシンは楽しい。

私は、大学を卒業後フリーターでした。ご察しのとおり「金欠」という言葉がいつもついて回る生活。
そんな中、体重が激減。服のサイズで言うなら2サイズ程落ちてしまったんです。
これには本当に困りました。気づいた時には着れる服が無くなってしまったんですから。
それでたどり着いたのが『ミシンで直せばいい!!』
どうにか直したパンツを履いた時のあの気持ち。
無学で直しに挑み四苦八苦していたのなんて全部吹っ飛んでいく程の達成感からくる”嬉しさ”と”楽しさ”
またお気に入りの服が着れると、救われた気持ちになったのは今でもハッキリ覚えています。
この出来事が今の私の原点です!

さぁミシン踏んでいくよ!

しっかりハマってしまったミシンを仕事にしたいと考えていた時に、ひょんなことから岐阜県にある[ダブルエックスデベロップメント]というアパレル製造販売の会社で働かせて頂ける事になり、ミシンを踏む毎日がはじまります。
自分がミシンに縫われる夢を見る事も有ったりしましたが、ありがたい事にジーンズやシャツなどメンズカジュアル全般が流れる所でしたので、沢山の事を学ばせて頂きました。最初は住込みだったので、休みなんて関係なく朝から晩までミシンの練習したのは、いい思い出。
私はここで初めて、誰かのためのモノづくりに触れるんです。
メーカーの方が、ご依頼サンプルを確認にいらっしゃった時、私の縫ったサンプルを見て大変喜んでくださいました。
それまでは自分が縫ってて楽しいから、もっと言えばお金の為に縫っている感じだったのですが、その方の喜んでいる姿やお顔に咲いた満面の笑みを見た時に、今までとは違う「ミシン踏んでて良かった」を感じました。これこそが”誰かのためのモノづくり”をはじめて意識した瞬間。より一層ハマっていくきっかけです。

そして
ボーズソーイングへ

その後、実家のお寺を維持していく為に僧侶になる事になり、高野山に登り、専修学院という所で一年間、仏教の勉強と僧侶になるための厳しい修行をし、卒業後そのまま専修学院の寮監という職を頂き二年間勤めさせていただきました。実はこの間も、生徒の破れた衣を直したりしてミシンを踏んでたりします。
ここで仏教を学び実践している時に、フッと感じたんです。
お参りやお話をして不安を拭い、心に安心をもたらす・僧侶
手に取った人が幸福感を感じられるモノを作る・職人
進む方向も方法も違うけど、終着点は同じじゃないか!
どちらも”心を満たす”事には違いないじゃないか!と。
私自身、ミシンに救われ、誰かのためのモノづくりを経験しているので、そう信じています!

心が満ちれば余裕が生まれ、それが”心のゆとり”になり、
“ゆとり”があれば他者との接し方も変わる。
この心の流れを作るきっかけをほんの少しでも生み出したいという想いと
私の出来る事をストレートに表現するために
【ボーズソーイング】と名付けました。

手作業の温もりとちょっとした坊主エッセンス
新しくても古くてもイイと思うものは柔軟に取り入れ
ひとつひとつの工程に想いを込め
誰かの心を少しでも満たすことが出来るような
そんなものづくりに励んでまいります。

合掌

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